イギリスTPS現地レポート|The Photography & Video Showで得た学びと国際交流

イギリスTPS現地レポート|The Photography & Video Showで得た学びと国際交流

イギリスで開催された
TPS(The Photography & Video Show)に、今回ご縁をいただいて現地参加してきました。

今回もWPPIに続き、LensbabyとFundy DesignerのJonathanからの招待での参加です。
そして今回は、Living Photoで知られる今道しげみさん、故 島永幸さん、そして私の3人が呼ばれるという、とても特別な機会となりました。

日本にいながら海外の情報を得ることはできても、現地に行くことでしか分からない空気感、人とのつながり、作品の熱量があります。
今回のTPSでも、そのことを改めて強く感じました。

セミナー、ブースでの交流、MC、懇親会、著名フォトグラファーの講演、そして現場でしか味わえない偶然の出会いまで。
今回もまた、写真を学ぶだけではない、大きなプライスレスな体験になりました。

目次

TPSとは?イギリスで開催される写真・映像の大型イベント

The Photography & Video Show(TPS)は、イギリスを代表する写真・映像系イベントのひとつです。
公式でも、写真家、映像制作者、コンテンツクリエイター、そしてビジュアル表現に関わる人のためのイベントとして紹介されており、機材体験、講演、デモ、ブランド展示、交流の機会が一堂に集まる場となっています。

会場には多くのブランドやコミュニティが集まり、著名フォトグラファーの講演も多数行われます。
学びたい人にとっても、刺激を受けたい人にとっても、そして業界の流れを体感したい人にとっても、とても価値のあるイベントです。

Eizoのブースには故島さんの作品がモニターに!

SheClicksが表彰されていました。

Jonathanの招待で実現した、特別なイギリス遠征

今回のTPS参加も、Jonathanの招待があったからこそ実現した特別な時間でした。

しかも、ただイベントに行くだけではなく、今道しげみさん、故 島永幸さん、私の3人で呼んでいただけたことが本当に印象深かったです。
海外のイベントで、日本の写真家としてこうして声をかけてもらえること、その場にいられること自体が、とてもありがたく光栄な経験でした。

現地では、イベントを見るだけではなく、人と人がつながることで広がる体験がたくさんありました。
そうした“招かれて行くからこそ見える景色”があることを、今回も強く感じました。

SheClicksブースでMCを担当|女性フォトグラファーの熱量に圧倒された

今回のTPSで大きな役割のひとつだったのが、SheClicksのブースでのMCです。

SheClicksは、イギリスのAngela Nicholsonが立ち上げた女性フォトグラファーのコミュニティです。公式では、初心者から経験豊富なプロまで参加できる女性写真家のネットワークとされており、2018年にスタートし、現在は大規模なコミュニティへと成長しています。

TPSの公式出展情報でも、SheClicksは女性フォトグラファーのためのコミュニティとして紹介され、2026年はブース出展していました。

そのSheClicksブースで、今道しげみさんがセミナーを行うにあたり、私はMCを担当しました。
海外のイベントで、日本人フォトグラファーの登壇に関わり、場をつなぐ役割を担えたことは、とても貴重な経験でした。

しげみ先生の登壇

私はMCを担当させてもらいました。

会場は満員御礼!

初日の夜、会場にて授賞式がありみんなで乾杯!作品はどれも素晴らしくて感動でした。

TPSの会場入り口。
受賞作品が入り口に張り出されてありました。

SheClicksのブースにて。
私の隣がイギリスで1番有名な女性降カメラマンアンジェラです。

SheClicksのメンバーは、プロだけでなくアマチュアの方も多いと聞いていました。
けれど実際に作品を見て驚いたのは、そのレベルの高さです。
「アマチュア」という言葉から想像するものを、軽々と超えてくる作品ばかりで、表現の豊かさ、視点の面白さ、写真に対する真剣さに圧倒されました。

写真は肩書きではなく、どれだけ見て、感じて、表現するかでこんなにも深くなるのだと、改めて実感しました。

さらに夜は、懇親会にも招待していただきました。
こうした時間の中で交わされる会話や距離感は、セミナーを見るだけでは得られないものです。
同じ写真を愛する人たちと、国を越えて交流できる喜びを感じた時間でもありました。
この懇親会では、しげみ先生が、クリスタルのカメラをJonathanから贈呈されました!

Lindsay Adlerのセミナーに参加|ポージングを理論で学べる濃密な時間

TPSでは、Lindsay Adlerが複数のセミナーを担当していました。
公式スピーカー情報でも、Lindsay AdlerはFashion & Beauty Photographer & Educatorとして紹介されています。

Jonathanが、なんとLindsayとの夕食までセッティングしてくれていたのですが、今回はLindsayがニューヨークから来たばかりで、時差ボケがかなりひどく、残念ながらご一緒することはできませんでした。
それはとても残念だったのですが、それでも現地で同じイベントに参加し、セミナーを受けられたこと自体が嬉しい時間でした。

ジョナサンと仲良しなLindsay

WPPIに続いて2回目!覚えててくれました!

今回私が特に印象に残ったのは、ポージングのセミナーです。

Lindsayの教え方は、感覚的ではなくとても論理的。
「なぜそのポーズが美しく見えるのか」「どこを意識すると印象が変わるのか」が整理されていて、短い時間の中でも大きな学びがありました。

ポージングは感性だけで組み立てるものではなく、理論で理解すると再現性が上がる。
そのことを改めて実感できる、非常に分かりやすいセミナーでした。

Adobeブースで学んだ、AI合成による広告写真の可能性

ポージングのセミナーの後には、AdobeブースでAI合成による広告写真をテーマにした話も聞くことができ、とても勉強になりました。

TPSでは、Adobeも出展し、AIを活用した写真ワークフローに関するセッションが組まれていました。公式プログラムでも、Adobe Hubでは写真家向けにAIをどう制作フローに取り入れるかという内容が紹介されています。

実際に現場でその話を聞くと、単に「便利」というだけではなく、
広告写真やビジュアル制作において、AIをどう発想や制作補助に活かしていくか、という視点が見えてきます。

AIは写真を置き換えるものではなく、使い方によっては表現の可能性を広げるものでもある。
そんなことを考えさせられる時間でした。

CanonブースでSanjay Jogiaの有料セミナーに招待してもらった

今回もうひとつ、とても印象に残ったのが、CanonブースでのSanjay Jogiaの有料セミナーです。

Sanjay Jogiaは、Canon Emeritus Ambassadorとして紹介されているウェディングフォトグラファーです。TPSでも、撮影からファインアートプリントまでを一連で見せる有料ワークショップを担当していました。

私は今回、その撮影からプリントまでの一連の流れを体験できるセミナーに招待していただきました。

作品の数々にも感動しましたが、それ以上に心を動かされたのは、その場で作品を立ち上げていく過程でした。
完成した写真だけを見るのではなく、どう考え、どう撮り、どう仕上げ、最終的にプリントという形にまで持っていくのか。
その流れを目の前で見られることは、本当に大きな学びです。

写真は撮って終わりではなく、見せ方や仕上げ方まで含めて作品になる。
そのことを、Sanjayのセミナーはとても強く教えてくれました。

Sanjayとは、Fundyのアンバサダーというつながりで、2年前のラスベガスで知り合ったご縁があります。
こうして海外で再会し、今度はイギリスでその仕事を間近に見られたことも、今回の旅の大きな喜びでした。

海外イベントは、学びと再会と新しい出会いが重なる場所

TPSに参加して改めて感じたのは、海外イベントは単にセミナーを受ける場ではないということです。

そこには、
以前どこかで出会った人との再会があり、
新しいつながりが生まれ、
ブースや会場を歩いているだけでも刺激があり、
写真の未来や、自分のこれからを考えるきっかけが無数にあります。

特に今回は、Jonathanの存在を通じて、セミナーや招待、食事、再会、登壇サポートなど、ただ“行った”だけでは終わらない体験をさせてもらいました。
人との関係性が、体験を何倍にも豊かにしてくれることを実感しました。

日本で情報は得られても、現地でしか得られない価値がある

今は日本にいても、海外フォトグラファーの発信や講義内容、最新のトレンドに触れることはできます。
でも現地でしか分からないものがあります。

会場の熱気。
作品を前にしたときの空気。
人が語る言葉の温度。
偶然の会話から得られる視点。
そして、自分がその場に立って初めて感じる刺激。

今回のTPSでも、それを強く感じました。

写真の世界は広い。
そして、広いからこそ、実際に足を運ぶことでしか見えないものがある。
今回のイギリスでの体験も、まさにそうしたプライスレスな学びの連続でした。

BIPPのブースにて。故島さんはダブルフェローシップを取得しているので、大歓迎されました!

まとめ|TPS参加で、写真の可能性と人とのつながりを改めて感じた

今回のイギリスTPS参加は、
セミナーを受けること以上に、写真を通して人とつながることの価値を深く感じる旅になりました。

Jonathanからの招待。
今道しげみさん、故 島永幸さんとともに参加できたこと。
SheClicksでのMC。
Lindsay Adlerのポージングセミナー。
AdobeブースでのAI合成の学び。
CanonブースでのSanjay Jogiaのワークショップ。
そして、現地でしか味わえない交流の数々。

その一つひとつが、技術だけではない学びとして、これからの自分の写真や仕事につながっていくと感じています。

海外に行く意味は、情報を持ち帰ることだけではありません。
その場の空気に触れ、価値観に出会い、自分の視野を広げること。
今回のTPSも、そんな大切な時間になりました。


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日程はこんな感じでした!

3月13日  “Birmingham”
空港着&すぐ目の前のHotel: Hilton Garden Inn (Birmingham Airport)泊

3月14日 ”TPS”
5:00pm – SheClicks 受賞式 Happy Hour Drinks
6:30am – SheClicks夕食会 by Fundy Software @”World Bar”

3月15日 “TPS”
今道しげみ先生による “She Clicks” presentation
夕食会 by Lensbaby

3月16日ロンドンへ出発!

ロンドン以降もイベント目白押し、感動の連続でしたので
引きつづきレポをお楽しみください^^

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